土光敏夫さん

岡山の方、特に年配の方なら、知らない人はいないでしょう。
岡山県出身で、大野小学校、関西中学(現関西高校)、東京工業高等学校(現東京工業大学)を経て、石川島播磨重工業(現・IHI)に入社、その後社長になり、東芝の社長、経団連会長、臨時行政調査会(臨調)会長などを歴任し、日本の産業界・経済界・教育界において大きな足跡を残しました。

土光さんの実家は日蓮宗で、菩提寺は日應寺です。
土光さんのお母さんは法華経の信仰が大変篤く、その精神を教育に生かそうと、横浜鶴見に「橘学苑」という学校を創立しました。その後、お母さんの意志を継ぎ、敏夫さんが理事長・校長に就任し、自ら講師として生徒たちに人生哲学を説いたといいます。

現在、橘学苑は、日蓮宗の檀信徒協議会の会長池上幸保さんが理事長を務められており、来年は敏夫さん生誕130年にあたり、記念式典の開催および教育環境の整備を柱とする記念事業が行われるようです。その勧募のため、池上理事長が岡山を度々訪れ関係各所をまわられていてます。敏夫さんは私にとっては大野小学校の大先輩に当たりますし、池上理事長とは東京の宗務院や岡山で何回もお目にかかっている方ですから、少しですが勧募をしようと思います。

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